このコンテンツの目次
- 双眼実体顕微鏡双眼実体顕微鏡についてとは
- 双眼実体顕微鏡の特徴
- 双眼実体顕微鏡の原理と仕組み
- ニットーにおける双眼実体顕微鏡の使い方
- まとめ
双眼実体顕微鏡とは
双眼の接眼レンズを両目でのぞき込み、対象物を立体的に観察することができる顕微鏡です。学校の授業において解剖実験によく使われます。

双眼実体顕微鏡の特徴
双眼で見た像には立体感があり、遠近も明確で、上下左右とも反転することが無く、対象物を試料台に置いたままの像が観察できます。
双眼実体顕微鏡の倍率は大きくても40倍程度であり、対象物を拡大するよりも立体的に見えるところに焦点をあてた顕微鏡です。
また、光学顕微鏡とは違い、対物レンズと対象物との距離があるため、ピンセットや工具等を使って対象物の操作がし易いという特徴があります。
双眼実体顕微鏡の原理と仕組み
左右それぞれの接眼レンズから、プリズム(ガラスなど透明体の三角柱で、光を屈折・分散させるもの)を経由して、ターレット(対物レンズを取り付けるための旋回式の台座)内の左右それぞれの対物レンズを通して対象物を見る仕組みです。
また、拡大することで左右の目へそれぞれ独立した像を見ることができます。
原理的には肉眼で見るものを拡大していると考えれば分り易いと思います。
ニットーにおける双眼実体顕微鏡の使い方
ニットーでは、双眼実体顕微鏡を使って検査を行っている製品があります。
目視により基板上に何かが存在していると判断され、更に詳細を確認したい際に使用しキズや異物などの判定を行います。あらゆるパターンで研磨加工を行うため、基板状態を確認する場面が多々あります。例えば、100倍以上の倍率までは必要なく、ある程度の倍率で状態を確認したいといったケースで使用します。
まとめ
ニットーでは双眼実体顕微鏡を使用した品質確認をはじめ、観察装置、測定装置や分析装置を駆使し、部材や製品の状態を把握したうえで最適な加工方法を提案いたします。
双眼実体顕微鏡以外の機材も複数保有しておりますので、加工と分析の両輪で課題解決に向けたお手伝いをさせていただきます。
「この部材や製品の研削や研磨は難しいかな?」などとお悩みの際は是非ニットーへご相談下さい。