研磨の精度
研磨の表面精度とは、研磨によって磨かれた対象物の表面粗さとなります。
ガラス・セラミックス・金属・樹脂等の様々な素材表面を様々なニーズに合わせて加工を行います。
表面粗さを示す指標(単位)
加工物の表面には非常に微細な凸凹が存在します。その凹凸を表面粗さとして様々な指数・パラメーターを用いて表します。
代表的な表面粗さの指標に「Ra」「Rmax」「Rz」の3種類があります。
Ra(算術平均粗さ)
加工物の表面にある凸凹の断面図曲線は粗さ曲線と呼ばれ、Raは粗さ曲線の中央(加工物の表面)から平均してどれだけ凸凹しているかの指標となります。
Rz(最大高さ)
粗さ曲線から基準長さを算出し、最も高い部分の値と一番低い部分の値の和を算出したものがRzとなります。
Rmax(十点平均高さ)
粗さ曲線から基準長さを算出し、最も高い部分の値と一番低い部分の値の差を算出したものがRmaxとなります。
研磨精度の差別化
ガラス・セラミックス・金属・樹脂など素材の特性に合わせ、ラッピング剤・研磨剤・研磨パットを選定し、様々な精度に仕上げることができます。下記実績例以外にも、様々な硝種にも日々挑戦しております。
ニットーの研磨実績
ガラス
- 青板、テンパックス、石英などの主なガラス製品
- 主なガラス製品において、Ra1nm以下の精度を実現
セラミックス
- 窒化アルミ、アルミナなど
- セラミック基板において、Ra0.02μm以下を実現
樹脂(プラスチック)
- アクリル、ポリカーボネイトなど
- 樹脂基板において、Ra0.20μm以下を実現
まとめ
研磨の精度についてご相談ください
ニットーではガラス・セラミックス・金属・樹脂などの様々な素材に対応いたします。粗面状態(表面を粗く)とする加工技術や、鏡面研磨(ポリッシング)技術を用い、素材表面を最高で1Å以下の精度となる加工技術を有しております。研磨の精度でお困りの企業様はぜひご相談ください。