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ニットーのクリーンルームについて

クリーンルームとは

クリーンルームとは、空気洗浄が施された部屋を指します。この部屋の中では、空気中に存在する微細な粒子や微生物が限定されており、室温・湿度・圧力などの環境条件などにより、あらかじめ定められた規格以上の清浄度になるように管理されています。

不純物やゴミなどが排除された空間のため、目に見えない細菌や小さなホコリなどを取り除くことができます。

クリーンルームにおける注意事項

  • 鉛筆や紙など、発塵の恐れのあるものは持ち込まない
  • クリーンウェア・フード・クリーンブーツ・手袋などのクリーンルーム外から中へ入る際に着用した衣類はクリーンルーム内で外さない
  • 人体から発塵する恐れがあるため、髪の毛や肌をむやみに露出させない

 

上記の項目はいずれもクリーンルーム内にわずかな汚染も許さないために遵守しなければなりません。クリーンルーム内の洗浄度を向上・維持させるために常に心掛ける必要があります。

クリーンルームのクラスについて

クリーンルームのクラスとは、その部屋の洗浄度を表す規格です。一般的にクラス1000やクラス10000などと呼称され、数字が小さいほどクリーンルームの洗浄度が高くなります。クラスは空気中に含まれるごみや不純物の量によって定められます。

例えば、空気1立方フィート中に粒経0.5μm以上のゴミなどが100個以下ならば、クラス100。1,000個以下ならクラス1,000と分類されます。

当社におけるクリーンルームの運用について

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ニットーではクラス100・1000に管理されたクリーンルームを確保しており製品のスペックに合わせてクリーンルームを分けて検査を実施しています。

精密洗浄工程はクラス10000のクリーンルーム

品質検査の前工程として行われる精密洗浄工程はクラス10000のクリーンルーム内で実施されています。

洗浄後、クラス1000のクリーンルームで品質検査

洗浄後にクラス1000のクリーンルーム内において品質検査を行います。品質検査後にはクラス1000のクリーンルーム内で梱包工程を実施し、2段階の検査システムによる厳密な品質管理体制を確立しています。

まとめ

クリーンルームはごみやホコリを制限しているため、非常に清浄度の高い空間です。

ニットーでは空気洗浄が施されたクリーンルームによる精密洗浄・品質検査をおこなっており、高い品質の製品を提供することができます。クリーンルームでの精密洗浄・品質検査が必要な研磨でのお困りごとはぜひご相談ください。

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